Rubyの字句構造
本稿ではRubyの字句構造を説明していきます。
大文字と小文字の区別
メソッドは大文字と小文字を区別します。
# 次のコードはHello Worldを出力 puts "Hello World" # 次のコードはNoMethodError PUTS "Hello World"
任意箇所に空白文字やコメントを置ける
一部の例外を除いて、任意箇所に空白文字やコメントを置けます。
# 行が明らかに次行に継続するときには改行は空白文字として解釈される puts ( "Hello World" ) # 次のコードは文字の区切りとして解釈されるので空行が1行出力される puts "Hello World"
改行の認識について
改行と認識されるのはキャリッジリターン+ラインフィード(\r\n)かラインフィード(\n)。
単一行の複数文記述について
セミコロンで区切る。
# 次のコードは文字の区切りとして解釈されるので空行が1行出力される puts "Hello"; puts " World"
コメント
単一行コメント
# 単一行コメントの記述方法
複数行コメント
=beginと=endを利用すると複数行コメントが記述できる。
なお、=beginと=endは行頭におく必要がある。
=begin コメント1 コメント2 コメント3 =end
予約語
予約語はクラス名や変数として使用することができません。
例外として語頭に$、@、@@を付与した場合はそれぞれグローバル変数、インスタンス変数、クラス変数として使用できます。
BEGIN | class | ensure | nil | self | when |
END | def | false | not | super | while |
alias | defined? | for | or | then | yield |
and | do | if | redo | true | __FILE__ |
begin | else | in | rescue | undef | __LINE__ |
break | elsif | module | retry | unless | case |
end | next | return | until |
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